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足りないと、よく関係者は言われますが、言うだけでは何も変わりません。障害者自身は、もちろんのこと、親、家族、関係者も積極的に社会参加をし、理解者を増やしていくことが大切ではないでしょうか。私も身近な人に手話を覚えて頂き、ついでに理解者になって頂くよう頑張って行きたいと思います。

 

 

私と娘のあゆんだ道

有本ヨシ子
兵庫県
私は昭和二十一年、終戦直後の不自由な時代に結婚しました。二十四年に長男が生まれ、元気に心配なく育ちました。二十七年に長女早苗が生まれましたが、少し発育が遅れていました。保育所からは定期に結核の検診を受けることになっていました。早苗は一年三ヵ月の時にツベルクリン注射をしました。その結果、反応が少し大きいと言われて、胸のレントゲン写真を撮ることになりました。

 

 

 

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