(6)Back Dang Shipyard
a)本Shipyardは、ハイフォン港に隣接し、カム河右岸に立地している。敷地面積は約32haである。
b)本Shipyardはヴィエトナム随一の新造修繕能力を持つ。本造船所は中国の協力により建設が始まったが、ヴィエトナム戦争により工事が中止された。その時点での建造能力は1,000〜3,000dwtクラスであった。戦争終了後、建設工事が再開されて、現在では3,000〜10,000dwtクラスの新造能力を備えるまでになった。将来は長さ210m、幅35mのDrydockを掘って30,000dwtクラスの新造船を手掛ける計画あり。
c)年間建造能力は1,000〜2,000dwtクラスなら約7隻、10,000d耐クラスなら1〜2隻。
d)修繕船能力は4,500ton Lifting Capacity の浮きドックを使って10,000〜15,000dwtクラスが可能である。
e)従業員数は約1,900名。
f)労働時間は1目8時間、1週間6日。工員の賃金は、1ヶ月US$60〜70である。
g)設計は、生産設計以降を行う。基本設計は客先から支給してもらうか、MOTの下部組緒の船舶設計会社が行ったものをもらう。
h)過去にチェコ、ロシア、東ドイツの造船所と技術提携を結んでいたことがあるが現在は解消している。新たな提携先を探している。
i)鋼材は、ロシア、日本、韓国、シンガポールなどから購入している。