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3)インドアボウルの普及状況
インドアボウルの協会数やスポーツ人口など、普及状況について詳しく述べている。
『インドアボウルは、英国ではものすごくオーソドックスなスポーツであり秋から冬にかけてインドアで、夏にはアウトドアで行われる。英国インドアボウル協会には、2,645の団体が登録されている。しかし、実際には登録していない800の団体を加えると3,500団体を越える。ニュージーランド、カナダ、アメリカ、南アメリカ、イスラエル、ザンビア、香港およびオーストラリアでは、50万人以上の愛好者がいる。1982年以降、年齢や性別に関係なく広く世界的に普及するようになった。大会数はアウトドアで8,000、インドアで350もあり、405,000名のメンバーがいて、しかも9,000以上のグリーン(競技場)が普及している。』
Newby.D.「L eisure Management」7(1),36-38.1987.
4)マウンテンバイクの事故について
マウンテンバイクによる事故の増加と安全対策の緊急性について述べている。
『この60日間に起きた交通事故5,096件のうちの6%にあたる、300件の自転車事故をけがの程度に分けて調査した。そのうちの56%は普通の自転車によるもので、44%はマウンテンバイク(BMXと略す)で起きた事故である。BMXに乗っている子供の94%は男子であった。今回事故を起こした者は以前にも事故を起こしたことがある者が多かった。
事故の大きさと原因を調査し、ケガの種類を分類し分析した。骨折が40人いた。BMXによる大きな事故発生率は、普通の自転車の約2倍である。21人の子供は、脳震盪(のうしんとう)を起こし、18人は歯を折り、53人はハンドルを越えて飛び落ち、131人は首を痛めた。』C.M.Illingworth.「Archives of Disease in Chi1dhood.」60,461-464, 1985.
5)アームレスリング
アームレスリングによる事故のほとんどが骨折である。この文献は、アームレスリングによる骨折の2つのタイプについて詳しく述べている。
『アームレスリングによる上腕の骨折7件には、2つのタイプがある。2件は筋肉の動きが螺旋様に展開するために生じる螺旋骨折であり、その部位は上腕骨中1/3から中下1/3である。5件は肘関節への急激な力が加わった結果としての上腕骨内側上腕骨折である。7件全ての骨折は治癒し、腕の機能は正常に戻った。』
Myung-Sang Moon. , In Kim., In-Hyung Han., Kwang-Hoo Suh. and Jong-Dae Hwang.「Clinical orthopaedics and related research」, 147,219-221,1980.
6)カバディの外傷・傷害について
カバディは世界的に行われている競技で国際的な大会も開かれている。この文献はカバディのスポーツ外傷・障害について詳しく述べている。「トーナメント中のカバディの選手の外傷・障害の原因とその種類、部位を検討した。

 

 

 

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