日本財団 図書館


[2]ニュースポーツの活動状況

巻末資料参照。
1)実施回数
ゲートボールでは「ほとんど毎日」実施している人が50%に達し、「週3〜4回」を合わせると80%を超えている。その他の種目では「週1〜2回」が最も多くなっている。
2)1回あたりの実施時間
1回あたりの実施時間はほとんどの場合「2〜3時間」あるいは「1〜2時間」となっている。ゲートボールでは、最も多いのは「2〜3時間(47.2%)」であるが、「3〜4時間」「4時間以上」を合わせると約70%となり、実施時間が長くなっている。ディスクゴルフも比較的実施時間が長く、「2〜3時間」が約34.5%、「3時間以上」が約33%となっている。
これに対して、綱引き、ソフトバレーボールは比較的実施時間が短い傾向にある。
3)経験年数
経験年数をみると、グラウンドゴルフ、ターゲットバードゴルフ、ソフトバレーボール、綱引き、ペタンク、ユニホッケー、ディスクゴルフなどは「4年未満」が比較的多く、ゲートボール、インディアカは「5年以上」が多くなっている。特に、ゲートボールでは10年の経験者が半数近くにおよんでいる。バウンドテニスも比較的経験年数が長くなっている。それぞれの種目の普及開始時期、全国的な組織化の時期の違いの一端が表れているものと思われる。
4)ニュースポーツ開始年齢
ニュースポーツ愛好者の実施開始年齢をみると、各種目間で開始年代に大きな特徴がみられる。ユニホッケー、ディスクゴルフは20歳代の比較的若い時期から始めている。綱引きも20〜30歳代で始めている。インディアカ、ソフトバレーボール、バウンドテニスは、30〜40歳の中年から始める人が多く、グラウンドゴルフ、ゲートボール、ペタンクは50歳以上、特に60歳以上から始める人が最も多くなっている。
5)実施場所
ニュースポーツの実施場所として、ゲートボール、ディスクゴルフの約20%が民間施設を利用しているが、それ以外のいずれの種目も80%以上が「公共および学校の施設」である。ニュースポーツの普及には公共施設の充実が欠かせないことを示唆している。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION