6. 総括
1. 今回のベトナム国結核予防セミナーは、当国の県・郡レベルを中心に国家結核対策計画要員を130余名を集めて3日にわたって 行われ、大きな成果を収めることができた。 2. この事業に対するベトナム国の姿勢は、極めて周到・綿密に行われた計画から日本、韓国、タイからの講師等の受け入れ、会場の設営等に至るまでの各々にみられるように熱意のこもったものであり、当実施団としても快く仕事を共にすることができた。 3. ベトナム側の指導者層には結核研究所で研修を受けた医師が多数現在も活躍しており、彼らがこのプログラムを大きく支えたことは特筆したい(例:結核研究所所長Prof.Co、同統計官Ms.Huong、同医師Dr.Ha、胸部センターDr Tung、同医師Dr Vuong等々)。 4. ベトナムの結核対策は現在世界のモデル・プログラムの一つに挙げられている。これの指導者や現場の要員とじかに対話ができたことは、途上国の結核対策の協カに関係している我々にとって極めて印象深く、かつ教訓になることが大きいものがあった。 5. モンゴルで結核研究所が結核予防セミナーを開催するのはこれが2度目(内客的にはかなり異なるが)であるが、ベトナム側はこれまでの成果に鑑みて、是非次年度も招請したいとの強い希望を表明した。 <謝辞> 今回のセミナーにあたり、講師を派遣していただいた大韓結核協会、タイ国公衆衛生省に深く感謝します。また共催団体として側面からこのプログラムを精神的に支援されWHO駐ベトナム代表Dr Cuboniにも感謝します。
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