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※ 注意事項
?2個以上の飯盒を並べて掛ける場合は、飯盒の側面の凵部は凵部、凸部は、凸部と互いに合わせて、火が均等に回るようにする。
?飯盒中に蓋を取ったり、中途で火からおろさない。
?飯盒から汁が吹き出し終わったら、逐次火カの弱いところへ移す。
?蓋を棒で軽く叩いて、重く鈍い音がするまでは、火からおろさない。
☆炊事かまどの構築
飯盒炊事を行う場合は、壕、築堤または托架を構築する。
?炊事壕
壕の深さ(積土の上面から、壕底までの長さ)は、約40cm(薪の場合は約50cm)とし、通常風上側に焚き口を設ける。
形、寸法は、飯盒の数、燃料の種類によって異なる。
?築堤
土地が堅固で掘開困難な場合等において、石、土砂等を平地上に積み上げる方法であって、築堤の高さは壕の深さに準ずる。
?托架
土地の掘開困難な場合、時間の余裕がない場合等において、所在の棒・竹・枝木等を利用して三脚を作るか、または杭を植立して壕の構築に変える方法であるが、上記の2つに比して熱効率が悪い。
高さは壕の深さに準ずる。
?渡し木
所在の棒・生木の枝・薪等のうち、丈夫で燃えにくいものを利用する。

 

 

 

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