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?@高齢者の関心を引くような話題を多く集める
身近な事故事例やその防止に直接関係する資料のほか、地域の生活環境や日常の出来事などを話題にし、高齢者の共感を得ながら道路や班というものに関心を向けさせます。
?A統計数字のら列は避ける
統計的な数字を並べでもほとんどの高齢者は耳を傾けません。「高齢者の事故は○○町で○○件起きています。これは65歳以上の町民の100人に○○人が、交通事故のために亡くなったり怪我をしている、と言うことです。」などと、交通事故を高齢者の身近なものとして。話せば、グッと理解されやすくなります。
?Bできるだけ身近な事故事例を中心にすること
訪問指導をする場合「全国においては…」などと言っても話は他人ごとのようになってあまりビーンときませんし、実感がわきません。それよりも「○○商店の市では…」「○○さん方の前の交差点では…」と言った方が、身近でいっそう効果的です。
?C一方的な講義口調はやめる
“高齢者に話しかけ一緒に考える”と言う話し上手の姿勢や態度が強く望まれます。
話す内容は出来るだけ整理して、大事なポイントを印象づけるようにユーモアを交え、高齢者と対話する思いやりのある気持ちで話しを進めます。
(3)家族で注意していただくこと
?@家庭は高齢者事故防止に大きな役割を果たします上婦が中心となり、家族全員の安全意識を高めることが、高齢者事故防止対策の基本となります。
?A高齢者が外出するときは、外出先の確認とあわせて、服装など交通事故防止について声をかけ、細かく気をくばるように指導します。
?B自転車の利用には、特に気をつけ正しく整備された自転車を利用させます。
?C食事どきなど、交通安全について家族全員て話し合い、家族が交通事故にあわないように注意します。

2. 指導の内容

◎安全な歩き方
指導のポイント
?@歩道や路側帯がある道路では、道路工事などで通行できない場合を除き必ず歩道や、路側帯を歩行する。
?A歩道や路側帯のない道路では、「人は右・車は左」の原則を守り、道路の右端を歩行する。
?B安全な横断の仕方
○道路を横断するときが一番危険です。少し遠回りになっても横断歩道か横断歩道橋を渡る。
○横断歩道や横断歩道橋がない場合は、見

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