
近年の厳しい経済環境や財政状況にもかかわらず全国的に一段と文化的ニーズが高まりこれに伴い劇場・ホール等の公立文化施設が数多く整備されてきている。
これからは、これらの施設がその機能を十分発揮させて地域文化の向上を図っていくことが重要な課題であり、そして各地域の文化向上の拠点となるよう積極的な取り組みと効率的な施設運営が特に求められているところである。
このため、公立文化施設の運営に携わる職員の意欲と資質の向上がきわめて重要でありハード面の整備からソフト面重視への転換が強く指摘されている。
このたび「地域文化活性化のための人材育成」事業の一環として全国7地区のうち、6地区において「地区協技術研修」を実施したものであり、これを資料として取りまとめたものである。今後、研修受講者におかれては、これを機に一層研鑚に努められるとともに、その他の技術職員の方々にも本資料を参考にして頂ければ幸いである。
なお、研修にあたっては、財団法人日本船舶振興会(日本財団)の補助事業として採択頂いたものである。紙面を借りて厚くお礼申し上げたい。
終わりに、この研修の実施にあたりご協力頂いた各地区副会長館、実施担当館及び関係者の皆様に心から感謝いたしたい。
平成9年3月
社団法人 全国公立文化施設協会
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