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イオニアーズのような、メジャーではないんですけれども、力を持っているグループと、市内のブラスバンド部とか共演させたりして、軽いパーティーみたいなものを開いたりしています。これを続けることによって、交流だけでなく積極的にかかわってくれるようになればいいかと思っています。
来年ぐらいからの事業展開なんですが、地元文化団体の活性化ということを目的にしまして、市内には6、7個ぐらいアマチュアの劇団があるんですが、その劇団に1週間ずつというか、土、日ずつ無料で開放して、それぞれの公演をやってもらう演劇マンスリーなる企画をしまして、その前後に大きな催し、例えばで今のところ考えておりますのは、ホリプロでやっているミュージカルの「ピーターパン」ですとか、モーリス・ベジャール振付のシルヴィ・ギエムのボレロとかを前後につけて、実施したいと考えております。演劇型という形でスタートしていますので、演劇中心ということで皆さんに理解をしてもらってはいるんですけれども、そういうふうに会館の方で特定の劇団ですとか、そういうところにばかりかたよっているイメージがつきまといまして、日舞関係ですとか、クラシック関係からは批判は上がりますが、館長をはじめ上の方でポリシーを持って毅然とした態度で対応してくれていますので、今のところ大きな問題は起こっておりません。
あとは、会津も今までは市の文化課が民俗芸能を振興させるためにいろいろ事業をやっていたんですが、文化課がやっていた民俗芸能は、地元には民謡の協会、大きいのがありまして、その方たちを巻き込んで、券売の方に利用するつもりでいたと思うんですが、そのおかげでもう民謡の発表会みたいな形でしか民俗芸能ができませんでしたので、今年うちが来年度から引き受けることになりましたので、そういったイメージを変えたいという形で、民謡の発表会みたいなものじゃなく、本当に残すべき民族の遺産を中心にした民俗芸能祭をやりたいと思っています。
提携事業という形がうちのホールではとれます。ほかの会館さんでは、やっぱり県なり市なりに自分の方の事業をやる場合でも使用料を払うやり方をしているホールさんもあるとは思うんですが、うちの方では主催事業の場合には市に使用料を払う必要はありませんので、これをうまく活用してそれなりのコンサートをやりまして、予算をかけられるこういう地元関係のものや危険の大きい高校生、中学生対象のコンサートとか、そういったのにお金をかけられるようにしていきたいという考えであります。あと、海外のバレエ公演のような、会津では見られないようなものを中心にやっていくという形と、暗黒舞踏のような、賛否両論を呼びそうな催しもして、会津の文化の現状をちょっと刺激したいなと考

 

 

 

 

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