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献体活動25年

 

松本歯科大学

 

解剖体の収集範囲は長野県下となっている。斡旋方依頼先は市の福祉事務所、各地の地方事務所、病院や老人ホームなど56ヶ所である。各施設には年一回御礼の挨拶回りをしている。
開学以来1995年迄の24年間に集めた解剖体は602体、1996年迄に実習に使用した数は546体である。最近は学生5〜6名に1体の割合で実習を行っている。解剖諸霊位慰霊祭は委員長を理事長あるいは学長とし、毎年11月の第2土曜日に口腔解剖学第一、第二と口腔病理学の3講座が交代で準備し行っている。第22回解剖諸霊位慰霊祭には、法人、大学役員数名、導師式衆7名、遺族30名、官庁関係者7名、施設関係者15名、病院関係者4名と学生は2、3年生全員が参列し、教職員約40名が参加して諸霊位の御冥福と献体に協力して下さった各位に感謝している。
(口腔解剖学第一講座 恩田千爾)

 

 

 

 

 

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