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2. 基調講演

「パートナーシップ社会が目指すもの」−イギリス・グラウンドワークに学ぶ−
山森芳郎(やまもりよしろう)
現職 共立女子短期大学教授
略歴 1940年東京生まれ
東北大学工学部卒業、同大学院修了
東京工業大学、(社)農村生活総合研究センターを経て現職
こんにちは。ごていねいなご紹介をいただきましてありがとうございました。私がいま勤めている職場には、この千葉県から大変大勢の学生に来ていただいております。学生諸君の努力によりまして就職の方も順調です。いまのところ私どもの大学では“女子大冬の時代”というのはまだ少し先かな、と思わせていただいております。でも、だんだんと“冬の時代”の足音も聞えておりますので、どうぞ私の職場の方のご支援を、よろしくお願いいたします。
私自身、このような立派な会場で、それもこのような高いところからお話しする経験はあまりございません。普段はもう少し気楽な雰囲気でお話をしております。まあ、お話をしていると申しましょうか、お噂になっているかと思いますが、教室は学生どうしが勝手に話しだす、いわゆる私語が渦巻いておりまして、私が言いたいことがなかなか学生たちに伝わらないというのが最近の教室風景でございます。きょうは久しぶりにいま私が考えていることをじっくりお話させていただき、きょうの午後の催し物で、あるいはご家庭に帰られたり、あるいは地域に帰られた後でも、話題にしていただけたらと思っております。
きょうは、イギリスにあるグラウンドワークという市民活動組織をご紹介して、その精神を日本の環境改善、再生活動に生かすことができないかということをお話しいたします。
はじめに「1 イギリスの社会改革の始まり」つづいて「2 パートナーシップ社会への転換」をお話しし、後半「3 パートナーシップ社会の構成」では図面を使いまして、グラウンドワークの具体的な活動をご紹介し、そして最後に「4 日本への適用性」としてまとめたいと思います。
1「イギリスの社会改革の始まり」−1960年代、70年代の社会状況
ちょっとオーバーなテーマ設定ですが、イギリスの様ざまな市民活動を観察しておりますと、いままさにイギリスでは社会改革が進行中であるという思いを抱きます。その一環として、ボランティア活動が存在します。少々学校の講義のようになりますが、1960年代、70年代の状況からお話ししたいと思います。

 

 

 

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