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ハロー・ファイヤマン

 

歌手 小柳ルミ子

 

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"消防官"は頼もしい!

夫婦二人の旅。それも中国四千年グルメの旅だからなんともうらやましい。小柳ルミ子さんが夫の大澄賢也さんと、ラーメンの故郷中国の北京、さらに香港を旅して本場の類をたっぷりと味わった。ただし、これはテレビの仕事だった。
昨年の冬、二人は日本テレビで放送の「愛と情熱の九州ラーメン紀行」で九州のラーメンを食べ尽くした。そこで今度は中国へ出かけ、本場の味を堪能したわけ。「北京ではスープのないラーメンなどを食べました。はっきり言って口に合わなかった。それが香港ではおいしいものを食べまくりました」。二人が驚喜したのがフカヒレのラーメン。
日本では入手困難な金華ハムでとったスープに浮かぶ細麺。その麺をおおいかくしているのが最高級のフカヒレ。そしてカニの白い肉と赤い味噌が色どりをそえる。値段は三万円。これぞまさしく究極のラーメンだ。
格子戸をくぐりぬけ…という「わたしの城下町」で歌手デビューした、可憐な少女は、結婚し、今、一番アブラが乗っている時期。今年一月から二月まで、NHK「冬の蛍」に出演した。主人公(橋爪功)の妻を演じた。「私の本職は歌手です。でも、お芝居は大好き。橋爪さんと共演できてしあわせでした」。橋爪さんは大好きですと、さかんに持ち上げたあと、「家ではピチピチした若い体(大澄さん)を見ているので、スタジオでしょぼくれた中年男を見ると、とても新鮮な感じです」と発言。これにはさすがの橋爪さんも二の句が継げなかった。
若い夫の大澄さんと、ディナーショーなどいつも一緒。このアツアツの二人が、大変、変わった体験をした。ハシゴに登ったのだ。昨年の「秋の火災予防運動」のさい、東京・世田谷の成城消防署の一日署長を小柳さん、副署長を大澄さんが務めた時、ハシゴ車で指揮をとった。「初めての体験でこわかった。これに乗って仕事をされる方を頼もしく思います」。消防官をほめ上げていた。
(インタビュー・編集部)

 

 

 

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