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ハロー・ファイヤマン

 

女優 榎本加奈子さん

 

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"便利さに慣れて忘れる火のこわさ"

「イジメ役ばかりで」と辛そうだった優本加奈子さんが、TBSテレビ系「理想の結婚」(金曜後9:00)で、やっと明るく元気な役柄に取り組んでいる。
「理想の結婚」は題名通り、理想の結婚を目指す浪速娘を描くロマンチック・ラブコメディー。常盤貴子さんがヒロインを演じる。そんな彼女にひと目惚れして結婚を申し込むエリート商社マンが竹野内豊さんである。
榎本さんは、竹野内さんの妹役。16歳の高校二年生。自由奔放に育てられ、ボーイフレンドはたくさんいる。思ったことをはっきり言うが、悪気はないので憎めない。理想の男性はなんと兄。センスのない兄のファッションコーディネーターでもある。
榎本さんといえばイジメ役。「家なき子2」「聖寵伝説」(日本テレビ系)で、安達祐実さんをイジメた。きれいなイシワルお嬢さんだった。「友だちの少なそうなタレントだなんて言われたんですよ。ドラマの影響って大きいですね」。実生活ではとても明るく、素直な女の子。
一時は、妹役が似合う子といわれた。「べストフレンド」(日本テレビ系)で松雪泰子さんの妹、「キャンパス・ノート」(TBSテレビ系)で内田有紀さんの妹、「イグアナの娘」(テレビ朝日系)で菅野美穂さんの妹を演じた。そして、今度、また妹役がまわってきた。「イジメ役のイメージが強くなったから、今度はイジメられる役をやってみたい。それと大人の恋愛ドラマを夢見ています。」まだ16歳になったばかり。大人の恋愛ドラマはもう少し先きになりそう。
榎本さんはドラマのほか司会、CMでも活躍している。二冊目の写真集も出した。なかなかの評判だ。そして昨年は、秋の全国火災予防運動のポスターにも起用された。「便利さに慣れて忘れる火のこわさ」とポスターから呼びかけた。今はほんとに便利な世の中。火のこわさを忘れがちだ。妹役、イジメ役に続いて、榎本さんは火の用心に一役−。
(インタビュー・編集部)

 

 

 

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