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ハロー・ファイヤマン

 

女優 佐藤藍子さん

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自宅が火事で……

好きな男の子にラブレターを渡したのに受け取ってもらえない。失意のドン底に突き落とされた女の子を、さらに悪夢が襲う。自宅が火事で焼けてしまったのだ。
佐藤藍子さん演じたテレビ朝日系「イタズラなKiss」の主人公相原琴子ドジでおっちょこちょい、落ちこぼれ高校生だが、明るくて元気。とても純粋な心の持ち主である。
琴子は父親と二人暮らし。火事で焼け出されて住む所がなくなってしまった。路頭に迷う親子を救ったのが父親の親友だった。琴子はその家に居候することになった。ところが、この家の息子が、ラブレターの相手。当然、さまざまな事件が巻き起こる。
佐藤さんは、平成四年、「第六回国民的美少女コンテスト」でグランプリを獲得して、芸能界入りした。その翌年、「ツインズ教師」(テレビ朝日系)で、ドラマにデビュー。その年、フジテレビヤングシナリオ大賞受賞作品「飛べないオトメの授業」(フジ系)で、主役を務め、今年三月放送の「クラインの壷」(NHK教育)に出演した。これまでは、「まじめそう」「おとなしそう」という役柄が多かった。
「琴子のような元気で、三枚目的な役は初めて。自分の地に近い感じです。どんな辛いことがあっても、好きな人を追いかけるひたむきなエネルギー。そんな女の子っていいなと思います。人を好きになるというのは、相手が異性にしろ、同性にしろ、人間にとってすばらしいことです」
佐藤さんは今年春、高校を卒業、芸能活動に専念している。小学生のころ、目鼻立ちのパッチリした可愛い男の子に片思いしていたそうだ。ちなみに好みの男性のタイプは「細身の人」
琴子は火事で焼け出されたのを機に、運命が変わる。この場合「禍を転じて福」の感じだが、いつまでも人に甘え、居候生活はできない。火事は怖い。佐藤さんも、火の用心の大切さを、このドラマを通じて実感したことだろう、
(インタビュー・編集部)

 

 

 

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