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わが町

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〜豊かさが実感できる都市づくりに向けて〜

玉野市は、岡山県の南端、児島半島の東部に位置し、本州四国交通の要衝の地として栄え、造船・製錬を中心とした「港湾工業都市しとして発展してきました。
自然環境としては、多島美を誇る瀬戸内海に面し、北東は岡山市、北は消防事務を受託している児島郡灘崎町に、西を倉敷市と接し、地質が花崗岩地帯である南部を中心に平野部が四〇%と少なく、山麓が海岸まで迫る地形を形成しています。
また、瀬戸内特有の温暖小雨という気象状況も一因となり過去一〇ha以上焼失する林野火災が二〇件も発生し、「山火事の町玉野」というありがたくないイメージを全国に広めています。
この汚名を返上すべく本年四月より施行された「玉野市ポイ捨て防止に関する条例」をはじめ、住民・行政一体となり山火事防止に取り組んでおります。
また、当市では、基幹産業である造船を始めとする関連産業の不振・本四連絡橋の開通等により、大きな転換期を迎えていることから新時代に対応した新しいまちづくりに向け、港湾の再開発及び観光・リゾート開発や地域特性を生かした企業誘致・雇用の拡大等、地域の活力増進に努めております。
こうした新しい時代に向けたまちづくりにおいて、我々消防が担うべきは安全で災害のない地域の実現に他なりません。
当市の消防体制は、今月から業務を開始した灘崎出張所を含む一本部一署五出張所一二八名の陣容で、地域住民が「いつまでも住みつづけたいまち??たまの?=vを実感できるよう各種災害を始め複雑多様化する消防業務遂行に邁進しております。
玉野市消防本部消防長 藤原要一

 

 

 

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