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ハローファイヤマン

 

女優 観月ありささん

 

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身につけよう!応急救護

 

ドジで楽天的な新米看護婦。「ナースのお仕事」(フジテレビ系)で観月ありささんが演じた若葉会総合病院の新人ナース朝倉いずみは、その初々しさとひたむきな姿勢が、見る人の心をなごませ、感動させた。このドラマは観月さんにとって、初めてのコメディー。「演じているうちにどんどんコミカルになり、ついついやりすぎてしまうことがありました。やりすぎると可愛さを通り越して”変な女の子”になってしまうんです。でも、思い出深いドラマでした」。失敗ばかりのいずみだったが、何事にも一生懸命。自分が看護婦に向いているのか悩みながらも人間的に成長していく。観月さんは、この看護婦役に入る前、ひとつの貴重な体験をしている。
今年の春、観月さんは自動車学校に通って、運転免許を取った。この時の自動車学校の授業に「応急救護」があった。事故の時、ケガ人を車の中から運こび出す方法、止血法、三角巾を腕に巻く方法など、看護婦の勉強があった。続いて実技。この時、真っ先きに指名されるが、なんと観月さんだった。ケガ人役の大きな人形に走り寄って、「大丈夫ですか」とたずね、助けを呼ぶ演技。そのあと口移しの人工呼吸、心臓マッサージと実技が続く。「仕事以外で演技をするのは、とても恥かしかった」と言っている。
こうした「応急救護」を覚えておくのはいいことだが、実際には体験したくない。ところが観月さんは、事故とは関係ないところで、この体験がおおいに役立ったのだ。自動車学校の勉強から数ヶ月後、「ナースのお仕事」の新米看護婦役で、あの時の勉強を実践することになった。
見た人たち、演じた観月さんに強烈な印象を残した「ナースのお仕事」。それが、スペシャル版として来年春、放送されることになった。ドラマの設定、観月さんら出演者は、これまでと同じ。再び、観月さんのドジだけれど一生懸命に働らく看護婦姿が見られる。看護ぶりも、前よりはかなり成長していることだろう。
(インタビュー・編集部)

 

 

 

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