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ハローファイヤマン

女優 戸田菜穂さん

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消防感と出会い??生きることの尊さを知りました??

「生きていることの大切さを知りました」。青春真っさかりの戸田菜穂さんが、キラキラした表情。戸田さんは、今年の春、災害と闘い、人命救助に命をかける消防官の活躍を描いた「炎の消防隊」(テレビ朝日)に出演、このドラマを通して、生きることの素晴らしさを実感した。

このドラマでの戸田さんは、一八年前、火事に巻き込まれてケガを負い、それがもとで車椅子生活を送っている女子大生役だった。「火事から救い出されたあと、ずっと車椅子の生活。でも、ハンディキャップを背負っている意識は全くない明るい女の子。常に前向き。セラピストを目指して勉強していましたし。この女子大生と出会ったことから戸田さんは一段と成長した。
ところで、このドラマの火事の原因は子供の火遊び。東幹久が演じた消防官が子供のころ、火遊びから火事を起こしたのだ。そんな記憶を持つ彼は、防火には人一倍の情熱を持ち「火事を出さないことが消防の仕事」を信条にしている。火事を起こした子供と、これに巻き込まれた少女が成長して知り合う。だが、あの火事の被害者が自分だと、彼女は彼には絶対に言わなかった。
戸田さんといえば、NHK朝の連続テレビ小説「ええにょぼ」を思い出す。外見もハートも頭も抜ぐんの女医悠希を演じた。地域医療に尽くす悠希。良い女医、良い女房だった。その後、「お願いデーモン!」(フジテレビ)では、コメディーに挑戦した。そして、「スチュワーデスの恋人」(TBSテレビ)では、スチュワーデス訓練生。明るい役柄だった。
玉川大学文学部外国語科の学生。ドラマ出演が少ないのは、学業を優先させているからだ。マイペースで自然体。「芸能人ではなく、女優になりたい」と言う。
「炎の消防隊」の車椅子の女子大生を演じたことで、消防官と出会い、生きることの尊さを知った戸田さん。防火知識もたっぷりと身につけた。
(インタビュー・編集部)

 

 

 

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