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わが町

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〜「ひかりとみどり」住みたくなる双葉地方をめざして〜

当圏域は、福島県東部、浜通り地区の中央に位置し、国道六号線、一一四号線、二八八号線、三三九号線及びJR常磐線の沿線にある。面積八六二・一二?q、人口七八、○○○人弱で、地形は阿武隈山系の山間部と臨海部の平坦地帯に大別される。
山間部は山林・原野が多く、純山村型で自然環境に恵まれた地域であり、海岸部は南北に細く伸びる平坦地で構成された耕作地帯で、夏は涼しく、冬は温暖な気候である。圏域の山間部は、林業を中心に畜産、養蚕、工芸等を主としており、一方平坦部は、耕地は少なく稲作を中心に野菜、果樹の栽培や園芸等を主としている。圏域の西部には、阿武隈中部高原の山並み、そこから太平洋岸に東流する河川が織り成す渓谷、鮭のそ上、そして海岸には海水浴場と多彩な自然資源がある。地質は、山間部が花崗岩地帯であり、海岸部は地下三〜一四m位で頁岩層に突き当たるという非常に地耐力のある地盤となっている。この堅い地盤と海岸まで伸びた丘陵という二つの条件をいかし、全国一の電源地帯となっており、東京をはじめ関東地方の電気使用料の二五%が送電され、原子力発電所集中立地の圏域観光の新しい拠点となっている。現在の消防体制は、一本部、二署、二分署、一分遣所で構成され、職員一一六名、広域特有の広大な面積を有し、近年の目まぐるしく変貌する環境に対応するため、防災体制の充実強化の確立をめざし、地域住民の安全確保に全力で頑張っている。
双葉地方広域市町村圏組合消防本部
消防長中野明

 

 

 

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