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ハローファイヤーマン

女優 涼風真世さん

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??未知への挑戦?♂ホ災予防の主役は主婦!

「初めてのことばかり。ドキドキしています」。元宝塚歌劇団の男役トップスターだった涼風真世さん。現在、NHK大河ドラマ「秀吉」に女優として出演、フジテレビ系アニメ番組「るろうに剣心」で声優に挑戦している。さらに「涙は知っている」で、歌手の仲間入りをした。
宝塚を退団して三年。舞台、テレビドラマ、歌手としてまさに順風満帆。だが、未知のことばかりである。「新鮮な驚き」と「緊張しの毎日を送っている。「秀吉」では、石川五右衛門の女房たき。「強くて、かわいい人です。感情を体全体で表現します。演じていて楽しくなります」。女を演じることがとてもうれしそう。
「るろうに剣心」では、主人公緋村剣心の声に取り組んでいる。剣心は、幕末の時代、人斬りとして名をとどろかせたが、新時代の幕開けと共に、新しく生きる道を…というストーリー。「剣心は人斬りと言われましたが、心が広い人です。人間の苦しみや悲しみを理解できる人です」。声優は初めての仕事である。顔出しのない地味な仕事だが、「宝塚を退団した時から、やってみたかった」というだけに、かなりノッている。
そして、歌手としてデビューした。歌は「涙は知っている」。さらに初のアルバム「MINE」も発売された。「涙は知っている」は「るろうに剣心」のエンディングテーマ曲である。四月に行われた新曲発表披露会見では、「新曲発表なんて初めてだから、胸がドキドキしています」と興奮気味だった。「夢だけれど、NHKの紅白歌合戦に出てみたい」とつけ加えた。
もうひとつの初挑戦があった。昨年本協会が作製した「秋の火災予防運動」のポスターに登場したのだ。「毎日、家事をしている主婦は、火の一番近くにいる人。だから、消火器を使えるようにならなくてはいけません」と、火に対する心構え。火の用心を訴えていた。
男役から女に戻った涼風さんの未知への挑戦、胸のドキドキはまだまだ続きそうだ。(インタビュー・編集部)

 

 

 

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