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わが町

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〜開発と自然の共生するまちをめざして

当圏域は、高知県のほぼ中央、南は黒潮躍る太平洋、北は急峻な山並みが続く四国山地、この山岳地を源とした一級河川仁淀川が南北に貫流されたほぼ中流域から河口まで、東は県都高知市と隣接し、伊野町、春野町、日高村、吾北村の二町二村で構成され、人口五万二千人、面積三五二km2からなっております。
当地域の気候は温暖で、プロ野球西武球団のスプリングキャンプ地として知られ、また、ビニールハウスでの促成栽培が盛んで、胡瓜、トマト、メロン、茄子等が四季を通じて栽培され関東、中部、近畿圏に出荷されています。
消防本部の置かれている伊野町は、町の西部を清流仁淀川が豊富な水を堪えて流れ、古くから、仁淀川水運と、城下町に結ぶ東西の結節点として発展した町で、土佐和紙発祥の地として古くから製紙産業が発達し、藩政時代は藩の御用紙の製造地として保護を受け、以来、今日まで時代の変遷を受けながら隆盛し、現在も機械抄、手渡き和紙が町の主な産業で、製品は全国に出荷され、「紙の町いの」として知られております。近年、高知市の人口のドーナッツ化現象に伴い大規模団地の開発や四国横断自動車道の開通を間近に控える等、都市化の波に揉まれながら近代的な町として発展することが期待されております。
消防本部は、昭和四八年三月、組合消防発足と同時に伊野町に設置され、一本部、一消防署、三分署からなり職員六三名であります。今後、自動車道の開通や開発に伴う都市化が激しくなるにつれ、複雑多岐にわたる消防行政の近代化を図り、救急の高度化等時代のニーズに沿った新しい消防体制を確立させるべく、職員一同、日夜頑張っております。
仁淀消防組合消防本部
消防長 山岡政文

 

 

 

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