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保有船腹量の推移

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船腹拡充計画については、政府の「海運再建に関する勧告(81年11月)」が実施され、その結果、船腹量は82年の558隻(187万5,000G/T)が88年までに709隻(236万6,000G/T)に増強された。
これを船種別にみると、オイルタンカー4隻(283,650G/T、オイル/ケミカルタンカー2隻(33,220G/T)、lLPGタンカー2隻(14,480G/T)、オア/バルク・キャリア3隻(197,170G/T)、コンテナ船1隻(14,610G/T)、漁船51隻(9,850G/T)、フェリー及び客船57隻(32,960G/T)、曳船48隻(34,740G/T)、凌渫船2隻(2,970G/T)、家畜連搬船1隻(224G/T)、調査船6隻(4,595G/T)などの拡充が行われた反面、多数の不経済船(主として老朽化した小型タンカー、貨物船、補給船、難船)が廃船として撤退した。
最近、オーストラリアの貿易量が大幅な拡大を続けていることからして、船腹拡充計画も一段と具体化するものと期待される。

(3)港湾事情

オーストラリアは、約12,500マイルに及ぶ長い海岸線をもち、この沿岸に大小、約150の港湾がある。このうち、年間貨物取扱量が百万トンを超える比較的大規模

 

 

 

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