船舶修理業としては、William Cable Ltd.（ウェリントン）、Parker Engineering Services Ltd.（オークランド）、Sinclair,Melbourne&Co.,Ltd.（リッテルトン）、Whangarei Engineering & Construction Ltd.（ホワンガレイ）などが比較的大きな修理工事を行っている。

ニュージーランドにおける主要造船所の設備その他の概要は、次の通りである。

1.Whangarei Engineering &Construction Ltd.

（所在地） Port Road,P.O.Box24,Whangarei

同社は、北島の工業都市ホワンガレイに位置し、ニュージーランドでは最も大きな船舶（長さ90m）を建造できる能力がある。

同社は、元来エンジニアリング会社であるが、現在では造船部門に進出し、曳船、トロール漁船、客船（フェリー）、浚渫船、調査船、測量船、海軍巡視艇など種々の建造実績がある。

（建造設備）

船台長さ 90m

（修繕設備）

スリップウェー 長さ 88m×幅15m（能力：最大1,700DWT型船）

修理岸壁 4基

長さ 122m×3基

長さ 140m×1基

吃水 6m〜10m

船体、各種エンジン、機械類、電気系統などの修理可能。

2.Sinclear,Melbourne&Co.,Ltd.

（所在地） 7Dublin Street.P.O.Box53,Lytteiton

（建造設備）

船台 2基（各長さ82m,60m）

ドライドック 長さ140m

（能力：最大1,500DWT型船）

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