南アフリカ共和国

（1） 一般事情

南アフリカ共和国（以下南アとよぶ）は、アフリカ大陸の最南端に位置し、日本の3.3倍の広大在面積（約122万1,000平方キロ）を有し、気候は温暖で農業、牧畜、果樹栽培などに適し、また、金、ダイヤモンド、プラチナ、ウラニウム、バナジウム、鉄鉱石。石炭その他の鉱物資源が豊富に存在している。製造工業は、近年著しい発展を遂げ工業化が推進されて、アフリカ大陸唯一の工業国となっている。

産業別経済活動人口

南アの経済構造の特徴は、先進国から工業化推進に必要な技術・熟練労働力、資本、機械設備を導入し、これを農産品、鉱産品および加工品の対先進国輸出によって賄っていることにあるが、他方、近隣アフリカ諸国に対しては、南部アフリカ経済圏唯一の工業国として、工業製品の供給国としての機能を果たしている。

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