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2. スアキン港
同港は、ポートスーダンの南方42キロの地点に建設中の海港であり、86年内に完工し稼働する予定である。
新港への水路は水深155m。コン・テナ船用バースとRo/Ro船用バースがあり、高架クレーン(36.5トン)2基を備えている。
曳船は、3,000馬力のものが2隻使用できる。
このほか、旧スアキン港の設備改善計画として、沿岸航路船右よび漁船用の新埠頭の建設が予定されている。

 

(4) 造船事情

現在、スーダンには鋼造船の建造可能な造船所はない。
ポートスーダンには港内に、船舶の小修理を扱う造船所があり、500排水トンの船の上架可能なスリップウェーの設備があるのみである。

 

(5) 漁業事情

(A) 漁業の実態
スーダンにおける漁業は、国内を貫流するナイル川右よび多数の支流で行う河川漁業が主体である。
海洋漁業は、紅海に面した沿岸一帯が水産資源に恵まれているにもかかわらず、発展していない。

漁獲高実績

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