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?燃料ポンプの調整不良。
?燃料弁の調整不良。
?燃料ポンプヘの燃料供給不足。
?ガバナの作動不良。
(2)圧縮圧力の不足
?吸入空気量の不足。
?ピストンリングの磨耗、折損、固着。
?シリンダの磨耗。
?吸排気弁の調整不良・吸排気弁の不良。

 

9. エンジンを停止する際の注意

エンジンを停止する場合には、徐々にエンジンの回転を下げることを忘れないようにして下さい。特に過給機は全速時には1分問に2〜5万回転以上で回転していますので、航行中、全速から急にエンジンを停止すると、過給機が高速回転を続けている状態で潤滑油の供給がなくなり、過給機の軸受焼損を招きますので充分に注意して下さい。
エンジンを停止する時は、以下の事項に充分注意して下さい。
?エンジンの回転は徐々に下げるよう心掛けて下さい。
?エンジンを停止する前には、クラッチコントロールレバーを中立にして、暫くアイドル運転を行い、エンジンが冷却するのを待って下さい。
?エンジンを停止する前、エンジン各部の状態に異常が無いかどうか確かめて下さい。
?エンジン各部の温度が下がったことを確認してからエンジンを停止します。特に過給機の温度が下がらないうちにエンジンを停止すると、過給機の軸受を焼損し、故障の原因となります。
?エンジンを停止するため、エンジンストップノブを引き、燃料を遮断して下さい。燃料が遮断されるとエンジンが止まります。
※ガソリンエンジンの場合は起動スイッチを0FFにするとエンジンは停止します。
?エンジンが停止しから、起動スイッチを0FFにします。
?バッテリスイッチを切る。
?キングストンバルブ(コック)を閉める。
?燃料取り出し弁を閉める。
?燃料を満タンにするその際、燃料にゴミや水分が混入しないにうに気をつけましょう。

 

 

 

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