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冷却清水の温度が70℃以上になるまでは全力運転を避けて下さい。

冷却水、排気煙の確認

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?冷却海水が船外排出口から出ているかどうかの確認も忘れないようにして下さい。もし水が出ていないか、出ていても普段より少ない場合には、海水吸入弁が完全に開いているか。海水取入口にビニールやゴミなどが付着していないかどうか。海水漉器がゴミでっまっていないかどうか。海水ポンプが故障していないかどうか。吸入側の水パイプやホースから空気を吸い込むような箇所がないかどうかなどを調べて下さい。
?運転状態における冷却水、潤滑油、燃料、ガス洩れなどの点検を忘れないようにして下さい。

 

6. エンジン始動直後、エンジンの回転が円滑でない場合の点検箇所エンジンが始動してから暖機されるまで、暫くは正常な運転状態にはなりませんが、エンジンが暖まるにつれて、正常な運転状態になるものです。しかし、いつまでも円滑なエンジンの運転が行われない場合には、以下のようなことが考えられます。

 

(1)アイドル運転で回転が円滑でない場合
?燃料弁の不良。
?燃料高圧管に油洩れ。
?エンジンストプノブが充分に押し込んでない。
?圧縮圧力の低いシリンダがある。
?コントロールケーブルに異常がある。
?ガバナが故障している。
(2)高中速運転時の不調
?燃料にエヤーが混入している。
?燃料漉器がつまっている。
?燃料弁の噴射圧力の調整不良。
?吸排気弁の調整不良。
?ガバナの故障。
?コントロールケーブルの異常。

 

 

 

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