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の回転が完全に止まっていることを確認してから始動スイッチを入れて下さい。まだ回転しているのに始動スイッチを入れると、スタータやフライホイールのリングギヤーを破損させることがあります。
?冬季、外気の温度が-5℃以下では始動が困難な場合があります。その場合にはエンジンに装備されているインナークヒータでシリンダを予熱してから始動して下さい。インナークヒータによる予熱時間は10〜20秒程度です。予熱はスタータスイッチを0Nの反対側に回すことでできます。
?何度始動の操作を行ってもエンジンが始動しない場合には、エンジン各部を点検し、その原因を確かめる必要があります。

 

4. エシンジンが始動しない場合の点検箇所

エンジンが始動しない場合の原因はいろいろありますが、まず次の事項について点検して下さい。
(燃料系統)
?燃料タンクに燃料がありますか。
?燃料タンクの空気抜き弁(コック)は開いていますか。
?燃料管系のつまりや破損はありませんか。
?エンジンストップノブは充分押し込んでありますか。(ガソリン機関には無い)
?燃料取り出し弁(コック)は全開していますか。
?燃料系統に空気の混入はありませんか。
?燃料漉器に不純分がっまっていませんか。定期的に漉器を掃除していますか。

 

?燃料に水が混入していませんか。
セジメンタを点検して、水の存在を示す容器中の浮子が基準線まで浮き上がる前に、容器の底にあるドレンプラグをゆるめて水を排出して下さい。セジメンタに水があることは、燃料タンクにも水分があることの証明ですから、燃料タンク底部のドレンコックを開けて水分や不純分を除去して下さい。

 

セジメンタ

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