?機関室内に水没れ、油洩れはありませんか
機関室内に水や油が洩れている場合には、どこから洩れているかその場所、洩れている原因を調べて手当てをしましょう。
?電気系統の断線や接触不良、接続端子等に緩みがないか確認しましょう
接続端子が緩んでいると、その箇所で火花が発生して端子を溶かすとともに、引火性のガスがある場合には火災発生の恐れがありますので注意しましょう。
?コードやケーブル類が高温部に接触していないことを確認しましょう
コードやケーブル類が高温部に接触していると、その部分が焼けて機能が損なわれるとともに、火災発生の危険があります。
?機関室内で作業をした場合には、工具や布切れの置き忘れに注意しましょう
布切れをエンジンの回転部に巻き込んだり、工具を襟ね飛ばしたりして事故の原因となりますので注意が必要です。
?海水漉器にゴミや海草などのつまりはありませんか
ゴミや海草がつまっている場合には開放して掃除をします。
2. エンジン始動準備
エンジン各部の点検を行って異常がないことを確認したら、エンジンの始動準備にかかります。
?燃料タンクの燃料取り出し弁(コック)を開ける
燃料タンクの下部にある燃料取り出し弁を全開する
?海水吸入弁(キングストンハルブ又はコック)を開ける
常時弁を開け放していることが多いよううですが、開けっ放しにしていると、水垢による汚れや錆、貝の付着などで肝心の時に弁が閉じられない場合があります。
海水パイプの破損などの場合、弁が閉じられないと最悪の場合船が沈没するおそれがありますので、常に開閉を行うようにしましょう。
海水弁は必ず全開して下さい。
?リモコンレバーの作動確認
前後進のクラッチや増減速のリモコンレバーを動かしてみて、レバーが軽く動き、かつ機能しているかどうかを確認します。
キングストンバルブ
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