1.ディーゼルエンジンはどうして動くか
1.4サイクルエンジンとは
ガソリンエンジンやディーゼルエンジンは内燃機関と呼ばれています。シリンダ内のピストンの上昇により圧縮されて高圧、高温になった空気の中に燃料を噴射して、シリンダの中で燃焼させ(ガソリンエンジンの場合は空気とガソリンの混合気を圧縮しスパークプラグで火花をとばして点火)その際に発生する高温・高圧ガスの力でピストンを下方に押し下げ、連接棒をとおしてクランク軸を回転させクランク軸に動力を伝えるものです。
4サイクルエンジンと呼ばれる理由は、次に説明する四つの行程(ストローク)を周期(サイクル)として繰り返すエンジンのことを言い、正式には4ストローク・サイクルエンジンと呼ばれるものを、通常4サイクルエンジンと呼んでいます。
皆さんが通常扱われるエンジンは特別の場合を除いて、殆どが4サイクルエンジンであると考えて間違い有りません。それでは、4サイクルエンジンの作動について簡単に説明します。
ガソリンエンジンの場合は、空気とガソリンの混合気を吸気弁から吸い込むので、燃料弁はありません。その代わり燃料弁の位置にスパークプラグが取り付けてあります。
ここでは4サイクルディーゼルエンジンを対象に説明します。
4サイクルディーゼル機関の作動
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