てきます。
これこそ、ラテン語VOLのこころであり、ボランティアの命綱、ヘソの緒というわけです。
英語で“ボランティア”とは
外来語としての“ボランティア”は英語から日本語に入ってきたのですが、元来英語では、あえてその意味を詮索するほど難解な言葉ではなく、きわめて日常的に使われています。
たとえば、先生が問題を出し、生徒に向かって、“Any volunteers?”なんて問いかけます。「だれかわかる人いますか」ということですが、ここで大切なのは、先生が、「はい、○○君わかりますか」と指名しない点です。指名されたのでは、事実上、答えを強要されたも同然です。
ところが、「だれかボランティアはいませんか」という問いかけは、「自由意志を尊重して、積極的に答えるチャンスをあげましょう」ということです。生徒としては、「そこまで信頼し、期待してくれる先生の誠意に応えよう」という気持ちで、答えにチョッピリ自信のない生徒までこぞって手を上げる、というわけです。
もう一つ例をあげましょう。グループで旅行し、ホテルに着いたのですが荷物が見当たりま世ん。どうなってるのかな、と思っている矢先、気の利くだれかが、「ちょっと探してきましょう」と調べに行ってくれました。そんな彼の行動を、英語で次のように表現できます。
He volunteered to find it.
彼がボランティアしてくれた、つまり自らすすんで様子を見に
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