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演奏曲目について

今回はすべてモーツァルトの曲でプログラムが構成されています。Wolfgang Amadeus Mozart(1756〜1791)の生誕240年を記念したザルツブルク・モーツァルト週間にあわせ、彼の誕生日にあたる本年(1996)1月27目に、第2次世界大戦中に爆撃で破壊された、ザルツブルクにあるモーツァルトの住居が復元されました。17歳から24歳までの多感な青春時代を過ごし。多彩な音楽活動を展開したこの住居の復元にあたって、日本交響楽振興財団がモーツァルト特集演奏会として企画したものです。
セレナード第13番ト長調K525
「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
弦楽セレナードで、特に人気の高い作品である。親しみやすい美しい旋律によって奏でられる開放的で明快な曲調で、全4楽章から成り立っている

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ピアノ協奏曲第26番 二長調 K537「戴冠式」
全27曲のピアノ協奏曲中26曲目に位置するモーツァルト晩年の作品である。
1790年レオポルト二世の戴冠式祝典期間中に、フランクフルト・アム・マインにおいて、モーツァルトの音楽会で演奏されたために「戴冠式」と呼ばれるようになったようである。
独奏ピアノの繰り広げる祝典的で華麗な曲想が特に親しまれている。

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