
(3)船の入港と働く人々
午前5時30分、港外の仮泊地から船が入港をはじめると、東京港の一日が始まります。そのころ、入港する船の綱取り(モヤイとり)の人たちを乗せたボートやタグボートが走り出します。
タグボートは、水先人(パイロット)が乗って入港してくる船に寄りそうようにして、停泊くする場所まで走っていきます。岸壁や泊地に停泊した船は、太いロープでしっかりとつながれ、長い航海の疲れを休めるように、大きな船体を横たえます。

消防艇
午前7時ころには、貨物の荷役をする人たちが、ボートでされきれの船に向って出発をします。港では、午前8時から荷役の仕事がはじめられます。
長い航海のあとの船は、水や食料の補給もします。水は岸壁にある給水パイプや給水船船舶から、食料は、船舶食料会社からまとめて運ばれてきます。港では、このように多くの人々の活動が見られます。

大きな船をおすタグボート
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