
ごあいさつ
日本各地に残る歴史と風土の中で受け継がれてきた伝統芸能、風俗習慣や年中行事などを観光および地域商工業の振興、地域の活性化に活用することにより、地域固有の文化などを活かした個性豊かな地域社会の実現およびゆとりある国民生活の実現をはかることを目的として、平成4年9月に施行された「地域伝統芸能等活用法」の趣旨に沿う全国催事としてこのフェスティバルを企画いたしました。
わが国には長い歴史と豊かな自然に恵まれた風土があります。そしてそこで生活を営んできた人々はその自然の中からさまざまな糧や恵みを得てきました。しかし自然は時には人間をおびやかし、大きな被害をもたらします。人々はこの自然を恐れ、敬い、なぐさめるために祈りを捧げました。山の神、海の神、田の神に祈り、感謝し、そして町では悪霊を退け、先祖を敬うために人々が集い、芸能やまつりが生まれました。
今年の地域伝統芸能全国フェスティバルは、山村、漁村、里村そして町のそれぞれの地の特色が生きている伝統芸能をテーマとして上演するとともに、盛岡市内の商店街を伝統芸能パレードが練り歩くなど、伝統芸能を核として街に新しい賑わいを創出する企画を試みます。
また、岩手県と国際交流を推進しているシンガポール、韓国の伝統芸能が演じられます。どうぞ最後までごゆっくりこ観賞下さい。
財団法人地域伝統芸能活用センター会長 瀬島龍三
岩手県知事 増田寛也
盛岡市長 桑島博
滝沢村長 柳村純一
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