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第11回全日本視覚障害者柔道大会を終えて

日本視覚障害者柔道連盟副会長
大会委員長 伊藤忠一
第11回大会を講道館大道場で11月4日予定通り終了することが出来ました。開会式で8月アトランタで行われたパラリンピック大会に出場し活躍した選手に全日本柔道連盟(加納行光会長)と日本視覚障害者柔道連盟(村谷昌弘会長)から活躍を讃えて表彰状が授与されました。大会に公式審判として参加された千葉翠氏(岩手県警)から選手の試合態度が立派であったこと、大会が友愛にあふれ心温まる雰囲気で行われ気持ちよく審判が出来たというお話がありました。
第1回大会から審判長の講評をいただき次の大会までの目標として練習を積み重ねて来た成果が国際大会で評価されたことを嬉しく思いました。昨年の大会に引き続いて今年も5年、10年の連続出場者を表彰しました。柔道を継続して行うには人それぞれに動機があると思いますので、優勝者を表彰することと連続出場者を表彰することは本連盟の目的に沿った意義のある表彰だと思います。
今年の大会は選手の力がはくちゅうしてた熱戦が展開されました、その中で将来に期待の持てる選手の活躍が目立ちました。徳島盲学校はじめ宮城盲、埼玉盲、文京言、岡崎盲、浜松盲、熊本盲が生徒数減少の中で柔道部の活動を行って大会に選手を参加させてくれているお陰とご指導の先生方に感謝いたしております。柔道連盟を設立し練習を積んで毎年の大会に参加してくる地域もありますので喜んでおります。アトランタ大会では4人が入賞しましたが外国選手の上達でこれまでのように安閑としてはいられ

 

 

 

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