■欧州：欧州への国際観光客到着数の伸びは、世界平均より1.5%ポイント低い対前年比2.3%に止まったが、絶対数では依然胆1界全体の3分の2近くを占めている。

■東部地中海沿岸諸国は、欧州内で国際観光客到着数と国際観光収入の伸びが最も大きい地域である。

■西欧は、欧州内で国際観光客到着数と国際観光収入の伸びが最も鈍い地域である。西欧諸国への到着数と観光収入が既にかなりの水準に達していることと、一部の国で通貨価値が上昇したことが原因として挙げられる。

■英国、スカンジナビアを含む欧州北部の伸びは世界平均を上回っているが、これは、英国への国際観光客到着数の伸びが大きかったことによる。スカンジナビア諸国の伸びはあまり大きくない。

■成熟した旅行日的地である南欧は、全体としては順調な伸びを示したが、国によってばらつきがある。イタリア、スペイン、ポルトガル、ギリシャへの観光客到着数は3.6%−6.2%の伸びを記録したのに対し、フランスは1.2%の減であった。

■中・東欧は、依然西欧と域外からの観光客によって潤っている。バルト海沿岸諸国は特に伸びが大きい。ロシアおよび他の旧ソ連共利国の観光関連データは不完全ではあるが、それで見る限り、国際観光客到着数は伸びを示している。

欧州（暫定値）

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