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ハイライト

■1995年の世界の国際観光客到着数は、対前年比3.8%増の5億6,700万人であった。
■1995年の国際航空路線利用客は、対前年比5%増の3億6,000万人以上であった。
■1995年の国際観光収人(国際線運賃収入を除く)は、対前年比7.2%増の3,720億ドルであった。1995年の国際線運賃収入は推定600億ドルに達した。
■1995年の国際観光客到着数と国際観光収入の伸び率を地域別で見るとは、中東が第1位(到着数対前年比11.8%増、観光収入間29.7%増)で、これに南アジア、東アジア・太平洋地域が続く。
■米州は、国際観光客到着数は4.4%増と堅調な伸びを示しているが、国際観光収人はわずか0.2%増に止まっている。逆にアフリカは、到着数はわずかな伸びに止まっているが、観光収入は6%近い増加を記録した、
■1995年の国際観光客到着数が最も多い地域は欧州で、世界全体の到着数の約3分の2を占めている。
■東アジア・太平洋地域は、国際観光客到着数と国際観光収入の伸び率で第1位の座を明け渡したが、それでも、到着数が8.6%増、観光収入が約12%増と大きな伸びを維持している。
■1995年の国際観光客到着数と国際観光収入の伸び率は、開発途上国の方が先進国より大きかった。この結果、先進諸国から第3世界の成熟した旅行目的地や新興旅行目的地へ大幅な富の再配分が行われた。
■1995年に欧州域内諸国から外国へ旅行した人の数は、対前年比約2%増加した。欧州地域外への長距離旅行の方が域内旅行より伸びが大きい。
■1995年に東アジア・太平洋地域諸国から外国へ旅行した人の数は9,000万人に達したが、そのうち70%は域内旅行者であった。日本人海外旅行者は対前年比10%増の1,500万人を記録した。
■1995年に北米から海外(陸続きの米国、カナダ、メキシコ間の旅行は除く)に旅行した人の3分の2以上が欧州を訪れた。
■1995年の国際観光収入が最も多かったのは米国(580億ドル強)で、これにフランス(270億ドル強)が続く。
■国際観光客到着数が最も多かったのはフランスで、第2位の座には米国を抜いてスペインが着いた。
■世界の国際観光収入は、貿易外収入の3分の1を占め、その額は貿易収入の8%以上に当たる。

 

 

 

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