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4 国際交流について
 
国際交流施策についても、104団体が「行っていない」(30.1%、自治体以外を除くと31.2%)と回答している。海外からの観光客誘致に対する何らかの施策を行っていない(Q2ですべての項目に無回答だった)自治体の104団体(30.6%)とほぼ同数となっており、地方自治体における市町村レベルでの国際化の水準を示しているといえる。
 
4.1 国際交流施策の実施状況
 
具体的な国際交流事業の内容は問7,8の具体例をいくつかのカテゴリーに集約すると以下のようになる。
最も多いのは「短期留学(交換留学生など)、小中学生の相互訪問」(63件)など学生・生徒の交流に関わるものとなっている。次いで「スポーツ大会・芸術公演の派遣・受入」(46件)、「姉妹都市・友好都市との交流」(40件)など短期・儀礼的な相互訪問が多く、「技術者派遣・研修受入」(23件)、「語学教員の受入」(17件)など長期にわたる人材交流は比較的少ない。国際交流の主流は長期・実質的な交流よりは短期・儀礼的な交流にとどまっているといえる。
 
 

 

 

 

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