どれも簡単な事ですが、そういう事をすると、地球というのはこういうしくみでこうなるんだということが体で覚えられるので、私はそれを心がけています。難しい事からでなしに、本を買う時に袋はもらわないとか、ゴミのたくさん出る物は買わないとか、ひとつでも決めて実践していくということをぜひしていただきたいと思います。
◆杉 山………ありがとうございました。それではこのディスカッションヘの私の感想を簡単にお話しします。まず最初に痛感したのは、環境問題というのは大変幅が広いのだなあということです。私たちが口に入れる食べ物にしても、遠い国から運ばれて来ていることを考えれば、ただ食べるだけでなく、これを食べるためにどれだけの環境負荷を与えているかという事を考えなければいけない。
そして川、水の問題を考える時には、海、川、森の問題として考えるというご指摘もいただきました。現境問題は、幅の広い問題であると同時に、長期的に考えていかねばならない問題で、1年や2年でどうこうできる問題ではありません。長い目で見ていく事が必要だと思います。我々の世代だけでなくて、次の世代、その次の世代へと、長期的な目で見ていく必要があります。
そのためには、ご指摘のように「楽しみながら」ということが重要だと思います。眉間にシワを寄せた環境問題でなくて、日常生活、あるいは非日常的ななかで、楽しみながら環境問題と関わっていくということが必要では。無理をすると息切れしてしまいますが、楽しみながら長い目で取り組んでいく必要があろうかと思います。
男性・女性にかかわらず、家庭生活において、企業活動において同じ事が言えますし、いろんな立場の人間が、それぞれの立場にあわせて何をしていくべきかという事を考えていかなければなりません。
2つ目に、ゴミ、廃棄物の一番の問題は、発生抑制をすることだということを再確認いたしました。大量生産、大量消費、大量廃棄という物の流れ、生活があったわけですが、大量生産、大量消費、大量リサイクルというのではなくて、本当にそんなにたくさんの物が必要なのかという原点に帰って考える必要があるでしょう。それがゴミの発生抑制、いらない物は作らないし、買わないし、出さないというところにつながっていくと思います。
3点目に、環境教育ですが、どうやって環境に対する情報を伝えていくか、本の知識だけにとどまらず、行動につなげていく、できれば楽しみながら体験できるような場が必要なのだと思います。地球環境問題は大きなテーマですが、最終的には自分たちひとりひとりが、日常生活の中で何ができるかにたどりつくのではないかと思います。家庭で、企業で、いろんな行動ができると思います。
ぜひ、今日お集まりの皆様も、会場を出たらひとつでもふたつでも実践していただけれぱ、このシンポジウムは成功したと言えるのではないかと思います。パネラーの皆様、どうもありがとうございました。
(質疑応答/四万十川沿いの濁水解決に広葉樹を植えることについて国・県の事業進展状況を今井氏に質問):省略