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 環境教育というと何か特別の場、林に入ったり野原で花を摘んだり鳥の声を聞くといったことだけが環境教育というように捉えないで、子供たちが何に興味を持つか、何を考えようとしているのかを汲み上げて、機会あるごとに教育していくべきです。そういう意味では「ローカルアジェンダ21高知」も素材として活用いただけるでしょう。

◆杉 山………テレビで見たのですが、ドイツではリサイクルが進んでいますが、幼稚園の子供にゴミの分別を教えていました。教室で先生がそれぞれのゴミの分け方を実際の分別ゴミを使って教えていて、ごく小さい頃からの体験教育に驚いた事でした。

◆今 井………それについて、ひとつお話したい事例があります。ある地域で市役所が子供たちにゴミの分別についての説明会をした。ところがどうもよくわからない。プラスティックもガラスもくっついたものが多いのです。子供たちは、これはおかしいというので、自分の家から出すゴミの分別方法をレポートにしたのです。これが好評で、行政の方々にもベストセラーになったそうです。やはり、行動の中で学習できることはすばらしいですね。

◆内 田………私も昨年度から大学の方で環境ワークショップをしていますが、学生に課題を与えて、量販店で環境チェックをしてきてと言います。するといやだなあという声が出ます。毎日行ってるから、そんなことしなくても良く分かっているという。ところが、環境という目で見ると、いかに自分がものを知らなかったがが良く分かってくる。
 その課題のなかで、買い物の時、袋は要りませんと声をかけるとお店の人はどういう反応をしたかというのがあります。いいことをしているはずなのに、そう言うのがとても嫌だったけれど、言ってみると、お店の人は、どうもありがとうございましたという返事をくれて、それがものすごくうれしかったというんです。
 環境問題というのは、本当にちょっとした勇気を出す事、こんなことを言うと笑われるのではという感覚に対して励みになる言葉をもらうと、さらに次の行動につづく、そういうものだと思います。

◆杉 山………企業の環境への取り組みという事で、企業内ではいろいろ努力してらっしゃると思いますが、なかなか外に見えてこないせいか、シンポジウムなどでも、もっとメーカーさんがんばってというような事業者への要望の声が良く聞かれます。
 樋野さん、企業内での環境への取り組みを外にアピールすること、それを環境教育と言っていいのかどうかわかりませんが、それについていかがですか。

◆樋 野………目的を先に決めて、あるいは目標値を先に決めてそれに対して全社員が向かっていくという企業主導型なので、向かっていく手段は専門分野で集まって考えていく、そういうやり方で、個人をそういう雰囲気に持っていくような仕掛けをしながらやっていくのが特徴ですね。

 

 

 

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