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ていますが、高知工場も今年5月に環境マネジメントシステムを認証取得するということになっています。
 どういう内容を実行しているかですが、1986年からオゾン層を守るために特定フロンを全廃するという形で取り組みました。そして、地球温暖化の防止という事で、使用エネルギーを2000年までに25%削減する。国の指導では毎年1%ずつ削減なので、我々の年5%は多いと言えます。
 産業廃棄物では絶対量の削減に取り組んでおり、1991年から5年で30%削減しました。2000年に向けてさらに削減の予定です。
 次に、高知工場で一番重要な省資源化リサイクル化ですが、三菱電機全体では家電品の包装容積や部品点数の削減に成果を上げています。
 香我美町にある高知工場のご説明をしますと、建物は長さ210m、幅が47m、高さ20mで、1フロア10mです。半導体を作っていますので、特徴としてクリーンルームが必要です。だいたい、30cm立方の空気中にコンマ5ミクロンのゴミが、高知市で100万、東京大阪で300万〜500万平均の値ですが、クリーンルームでは2個しかない、きれいな空気です。たとえれぱ東京ドームのなかに米粒大のゴミが1個あっても通用しないのです。
 それには電気を必要とします。半導体には水もよく使います。超純水で半導体を洗うのですが、洗った後薬品と混ぜて流れた水を中和処理し、廃水処理をして放流します。この放流をできるだけ減らして、回収システムでリサイクルしようというしくみをつくっています。
 超純水の話をしましたが、不純物が一切含まれないので、通常の水は感電しますがこれは絶縁に近い。混じり気がないから汚い物を取り込めるので洗浄効果がある。飲むと胃がただれてしまいます。そういう、つくった水をどうやって回収するか。
 従来では1次、2次水洗の水は使い捨てて流していましたが、今はこれをセンサーでできるだけ回収して再利用しています。(センサーによる回収システムのスライド説明)
 日量5000トンの使用のうち現在約6割を回収していますが、これを限りなく100%回収に近づけたいと取り組んでいます。放流する水も魚を飼えるくらいに浄化されています。
 水以外の廃棄物に関しても地球環境保全の省エネルギー化に努めています。

◆杉 山………「ローカルアジェンダ21高知」の高知らしさについて特に注意、ご苦労された点を今井先生にお聞きしたいのですが。

◆今 井………当初から気を付けていた事が2つありますが、ひとつはわかりやすいということです。難しい言葉を余り使わないように気を付けました。どうしても使わなければならない用語には解説を付けています。
 もうひとつは、今のお話のように高知らしさを何とか盛り込みたいということです。熱帯雨林の減少にしても砂漠化にしても、ひとつひとつに高知県の実状を綿密に拾い上げました。
 それに対して県民が、事業者が、行政がどう対応していくか。そうすると、地球全体でいろいろな問題が起こってはいるけれども、これは高知県の課題と密接な関係があるということが分かっていただけるように、というのが苦心した点でもあります。それをすべて盛りきれているとは思えませんが、ご家庭のなかでこれを中心にお話し合いをなさるとか、事業者と県民との間の意見交換や、行政の推進している事業の中で高知独特のものが感じ取れるならこのパンフレットは成功だろうと思います。

 

 

 

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