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の部分は非常にわかりやすい部分ですが、たとえぱいつも大都市のコンクリートの街並みばかり見ている、集合住宅に暮らしている人が、一歩外へ出て、緑の中へ出てみる。すると目の前の風景は当然変わるわけですし、川でカヌーを楽しんだり釣りをやったり、マウンテンバイクで走ったり、薪で調理したり、といった非日常の部分というのがアウトドアライフとしてあるわけですね。
 BE−PALの考えるアウトドアライフというのは、当然日常の部分というのがあります。ライフスタイルマガジンですので、日常の中にアウトドアライフを成じていたい、これがかなり多くの部分を占めています。
 高知では街と自然がかなり隣り合わせになっていて、ちょっと外へ出ると自然が感じられる場所がいっぱいありますが、東京ですと、車で高速道路を1時間走らなければ森林浴的なことができないところがいっぱいあるわけですね。じゃあそういった人たちが、アウトドアライフを街中でどう実践するかですが、フィールドに出ない時でも自然を感じていたい、そういう提唱をしています。たとえば、インテリアは木の温もり、自然を感じるものにしてみよう、そんな提案がいっぱいあるんです。部屋の中やベランダで動物を飼ったり、花や野菜を育てるとか、そこまででなくても道端のタンポポに目を向けるといった事でも、自分にとっての自然は感じられますし。
 もうひとつ、取り上げている事のなかで、アウトドアライフ用の商品がありますが、ウェアでも日常的に身に付けても機能的な物が多いし、そういった物を身に付ける事によって、自然との一体感を感じる事ができる。たとえば、オーガニックコットン(無農薬栽培のコットン)のTシャツ、リサイクルのコットンを使ったTシャツなど、アメリカでもけっこう出ています。
 非日常としてのアウトドアライフには、BE−PALの創刊当初、15年くらい前には今と違って快適な道具はそんなに多く無かった。ところが今は快適になりすぎて、キャンプ場でもテントサイトにAC電源が必ずあったり、ドライヤーや炊飯器がいつでも使えるといった状況も出てきました。道具にしても、スイッチを入れれば自動的にご飯を炊いてくれる炊飯器など、キャンプ場の生活も日常に近づいて来ています。でもこれは置いといて、じゃあそういった自然環境の中でどう楽しむか、どう遊ぶかということなんですが、我々生きている以上は、内田さんもおっしゃったように、生態系に何らかの影響は与え続けているわけですよね。自然の中に出ると、それが一段とよくわかるんですが、たとえば街の中では余り感じない風を感じ、真っ暗というのはこんなものなのか、月明かりはこんなに明るいのかといったことを感じます。草原で雑草とかタンポポを踏みしめて歩いているとすると、果たしてこれが草花にどういう影響を与えるのか、非常に感じてしまう。
 キャンプ場でゴミを出すにしても、家の中でもそうですが、ゴミの多さをいっそう感じますね。燃やすにしても燃やして良いのか悪い物か、たき火を燃やすにも有毒ガスが出る物は燃やしてはいけないとか、直火で火を燃やす事が土壌にどういう影響を与えるかとか、虫や魚を採ったりすることの影響など、自然の中にいると、さまざまな事を考えるようになるんですね。
 去年、BE−PALランドという名称で、自前のキャンプ場を中心とした自然観察施設、自然の中で遊ぶ施設をつくりました。そのなかに、ツリーハウスという、木の上の家をつくっています。これは、アメリカから世界一のツリーハウスビルダー、ピーター・ネルソンさんを呼んでつくりました。

 

 

 

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