すなわち、何かを買う時点において廃棄される事を考えなければならない。生活する中では、消費する事は本当に大切な位置を占めています。
3つぐらいにまとめると、冒頭にお話したように、「自分は地球環境に対しては加害者である」という意識、それに気づいている人がもっと増えることが必要です。排水やゴミなど、環境に負荷を与えている目に見える物だけでなくて、食べ物ひとつにしてもそれがいったいどこから来るのか、どういう方法と動力で運ばれてきているのか。また、卸から小売店には何で運んでいるか、ということを考えると、私たちがパンを一切れ食べるとしても、その食卓にパンが上がってくるまでには、地球環境にいかに多くの負荷を与えているか、ということを考えてほしい。
問題の2つ目は、先ほどの、消費する事は廃棄することにつながるということです。この「ローカルアジェンダ21高知」にもあるように、自分が使わなくなった物を、いかに処理していくか。それを考えた上での商品づくりや、買う時に本当にそれは必要な物なのか、自分が消費・廃棄するに値する物なのか、自分のライフスタイルを考える。あ、これ好きだわと何気なく買っている商品に、「ちょっと待って」という気持ちを入れていかなければなりません。
3つ目は、使い捨てを教えているかのような物の販売体質、そしてそれを支持する消費者。たとえばオモチャでも、子供がすごく喜ぶ物なら親は買い与えます。でも買って数ヵ月でまた新たな流行ができ、もしくはそれは壊れやすい物だったりして別の物を欲しがるようになる。テレビ番組などの影響もあって、魅力のある物が数ヵ月で魅力の無い物になってしまう。そういう商売、企業活動がありますね。そういうことを繰り返していると、私たちは、子供たちに、小さい頃から、新しい物、使い捨てをしていいという消費行動を教えているのではないでしょうか。
以上の3つの問題がありますが、環境という言葉を基礎にして、自分はどういうライフスタイルを送るか、自分がどういう人間として他の人から見られたいか、ということを深く認識して、行動していかなければならないと思っています。これは家庭だけでなく、職場でのさまざまな活動においても同じだと思います。
◆杉 山………日常の生活の中でどうやって環境問題に取り組めるかという事が重要なポイントだと思うんですが、ちょっとここで視点を変えて、非日常と言うんでしょうか、自然と親しむためのレクリエーションと言うんでしょうか、アウトドアライフの仕掛け人としてご活躍されている小室さんはどうお考えでしょうか。
◆小 室………今、非日常の部分としてのアウトドアライフと言われましたが、BE−PALの考えるアウトドアライフというのは、非日常の部分と日常の部分がありまして、非日常