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第一部 国際化に対応した地方税制

第一節 我が国の国際化の現況

近年の我が国の経済・社会の国際化には著しいものがあり、国境を越えた物、人の動きや経済活動は、質、量ともに増加しつつある。
1 我が国における外国人の現況
国際化、ボーダレス化の進展に伴い、我が国に入国する外国人数は増加しており、平成7年における外国人入国者数は383万9,240人となっている(法務省「出入国管理統計」)。
長期、短期を問わず、我が国に滞在ないし居住する外国人も増加しており、平成7年12月末現在の外国人登録者数は、136万2,371人で過去最高となっており、10年前に比べると51万1,759人(伸び率60.2%)、20年前に比べると61万529人(伸び率81.2%)増加している。外国人登録者数の我が国の総人口に占める割合は、総人口(1億2,556万8,504人:平成7年国勢調査)の1.08%であり、これも年々高くなっている。

 

第1表 外国人登録者数の推移

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外国人登録者数を地域別にみると、絶対数ではアジア地域が圧倒的に多く、次いで南米地域、北米地域、ヨーロッパの順になっているが、アジア地域の構成比は平成4年以降減少傾向にあり、南米地域が年々増加傾向にある。

 

 

 

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