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ii 「わがまちのやさしさ発見」レポートの募集
中学生・高校生が通学や日常生活の中で気づいた「まちのやさしさ(高齢者・身体障害者等に配慮された建物・施設など)」について、レポートと地図を作成し応募したものの中から、優れた作品を表彰する。

《応募の状況》(平成7年度)

 

 
今後の課題
すべての高齢者が自由に外出し、社会活動に参加できるように、「ひとにやさしいまちづくり」の一層の推進に向けて、きめ細かな配慮のもと公・民が一体となって取り組んでいくことが課題となっている。
 
6 高齢者保健福祉計画の見直しの方向
現在進めている高齢者保健福祉計画の見直しにあたっては、これまでみてきたような課題への対応を図っていくこととなる。
とりわけ、住み慣れた地域で安心して生活を続けられるように、高齢者の生活に密着した各種サービスの充実や、痴呆性高齢者対策、ねたきり予防など、在宅高齢者の支援に重点を置くことを基本としながら、高齢者のみの世帯が多い大阪市の現状を勘案し、特別養護老人ホームや老人保健施設の整備など、施設福祉サービスの充実についても、引き続き進めて行きたいと考えている。
また、これらに加えて、元気な高齢者の生きがいづくりの支援や、阪神・淡路大震災でクローズアップされた災害時の高齢者対策の必要性についても重視していく必要がある。このため、高齢者の積極的な社会参加を支援する「高齢者の生きがい対策の指針」の策定、地域ネットワーク委員会の協力や地域在宅サービスセンターの活用による災害対策の推進を図っていきたいと考えている。
サービス目標量については、「いつでも、どこでも、だれでも」必要とするサービスが利用できるよう、高齢者実態調査に基づき、サービスの利用を希望する人のニーズに十分に対応できる目標量を設定することとし、本年2月の中間報告で明らかにしたところである。今後関係者の意見を聞きさらに検討を加

 

 

 

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