（２）老人いこいの家

老人いこいの家は、６０歳以上の高齢者の教養の向上やレクリエーション活動、心身の健康の増進を図るための施設であり、現在、市内（若葉区）に１施設、「北谷津園」（建築面積１９９９?）を設置している。

平成７年度の北谷津園の利用状況は、延べ５６，９１２人となっているが、今後は老人福祉センターとして再整備する予定である。

（３）老人つどいの家

老人つどいの家は、６０歳以上の高齢者が家庭的な雰囲気の中で相互の交流、趣味、娯楽を図る場として、一般家庭の居室の一部を開放しているものである。

平成８年４月現在で、３９か所が設置されているが、利用者及び設置箇所数が年々減少しているので、その利用促進のための検討が必要となっている。

（４）老人クラブ

老人クラブは、概ね６０歳以上の高齢者が会員となって結成する自主的な組織であり、高齢者の知識及び経験を生かし、生きがいと健康づくりのための多様な社会活動を通じ、老後の生活を豊かなものとする明るい長寿づくりに資することを目的としている。

本市の老人クラブの状況は、平成８年４月現在で、老人クラブ数が３９７、会員数が１９，８４２人、加入率（６０歳以上人口に占める会員数の割合）が１５．４%となっている。

なお、老人クラブ事業の充実・強化を図るため、平成７年１０月千葉市老人クラブ連合会を社団法人として法人化している。

老人クラブは、年々会員数及び加入率が減少しており、今後は老人クラブの活動内容を周知し、加入率の向上を図るとともに、老人クラブ活動のリーダーを育成するため、指導者研修会を充実していくこととしている。

また、老人クラブの「老人」という名前に抵抗感を持つ人が多いため、今後はネーミングの変更やイメージの向上を図り、魅力あるクラブづくりを進めていく必要があると思われる。

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