対象を理解して全身清拭ができる為の実習指導案
<6グループ>
○山口赤十字病院 佐伯佳子
周東総合病院 金子恵子
防府温泉病院 福田由美子
字部記念病院 小松勝子
国立療養所山陽荘病院 柳井久美子
山口県立中央病院 上田裕貴子
はじめに
臨床実習は理論と実践の統合の場である臨床指導者は意図的に関わることにより、学生の持っている能力を引き出しながら知識・技術・態度を習得させていくことが必要である。
今回全身清拭の指導案作成にあたり、モデルとする「A氏に対する全身清拭の計画案」(資料1)を作成することで、学習内容の具体化が図れ、指導方法も明確にすることができた。
そのことにより、対象を理解して全身清拭ができるというテーマに沿った指導案が作成できたので報告する。
I 討議の経過
1. グループ内での概念の統一
看護・看護技術・清潔
2. 清拭の技術を通じて学んで欲しいことを検討
3. テーマの決定
4. 学生の設定
患者の設定
5. 指導案作成
II 討議の内容
1. グループ内での概念の統一
《看護》
・看護を実践するには専門的知識、技術、態度が必要である。
・看護は自然の回復過程が順調に進むように、または自然の回復過程を妨害しないようにその働きを助けること。
・看護は人間と人間が関わりあう行為である。
・看護はその人の生活のあり方を見つめて、人的な環境を含む最良な状態にあるように整えること。
〈ナイチンゲール看護論・入門金井一葉著より引用〉
〈看護技術〉
第一の関心(知的な関心)
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