日本財団 図書館


 

石鹸清拭を取り入れた指導案作成

−学生に達成感を味あわせる−

<3グループ>
長門総合病院 山田明美
防府胃腸病院 岩本千代美
下関市立中央病院 悦喜富子
町立大和総合病院 伊藤友里代
○小野田心和園 檀上知子
下松記念病院 岡幸子
宇部興産中央病院 木村典子

 

I はじめに
臨床実習は、新カリキュラムの改正に伴い科目として位置付けられた。学生は、授業の一つである臨床場面で、今までに学んだ知識・技術をもとに、「判断能力」「応用能力」「問題解決能力」を養う事ができる。そこで、対象のもつ健康上の問題を解決していく過程で、援助の科学的根拠を考えさせながら、入浴を拒否する患者を通して達成感を味あわせるような指導案作成に取り組んだ。
II 討議の経過
(1)各職場での全身清拭の対象、方法を話し合った。
(2)石鹸清拭を選んだ理由について討議した。
(3)テーマを決定した。
(4)患者、学生の場面の設定をした。
(5)「清拭技術を通して総合的な知識を再確認させ、達成感を味あわせたい。」と考え指導案を作成した。
III 討議の内容
1.患者の設定
(1)患者に関する情報
?@患者氏名 M・S年齢74歳 女性
?A入院年月日 平成7年10月22日
?B主訴 咳轍、喀疲、喘鳴、食欲低下、倦怠感、発熱
?C診断名 び展性汎細気管支炎
?D既往歴 昭和60年心臓喘息
昭和62年心臓喘息
?E家族的背景
夫(76歳)と二人暮らし、長女(50歳)は近所に住んでいる。
孫は男二人で社会に出て自立している。
長男(46歳)は東京に在住。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION