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写真2−?B 底を軽くけって腰を伸はす

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写真2−?C 鼻から息を吐きながら思いきり頭を水面上に起こし

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写真2−?D 腰を十分に曲げ。自然に足が真下にくるのを待つ

背浮きからの立ち方。
(1)鼻から息を吐きながら
(2)思いきり頭を水面上に起こし
(3)腰を十分に曲げる(回転して自然に足が真下にくるのを待つ)。
この3点がキーポイントである。
この3点は実は、先の良い浮き方に対応していて悪い浮き方である。この悪い浮き方は良い立ち

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写真3 基本的なプルからスカリングプルまで練習できるちょうちょう泳ぎ モデルは肥川葉子ユニバシアード200m背泳優勝者

方であるとの認識が大切で、これが練習のやり易さに結びつく。
このような易しい練習を通じて水の浮力を確実に知り、慣性の働きや揚力の存在、背面でのスムーズな推進のし方を感じていくことが背泳ぎの良い泳ぎ方への導入である。ちょうちょう泳ぎ、エレメンタリーバックストローク、ダブルアームリカバリー等の背泳ぎの多様な泳ぎ方はそれ自身で有用な泳ぎ方であるが、他の泳法に通じるいろいろな泳ぎの基本を学ぶためにも重要である。
ちょうちょう泳ぎの手のかぎを徐々に大きく長くしていくことによってプルの効果的な方法を体得することができる(というより)もプルということの意味を最も正しく知るためにはこの方法が一番よい。写真3)。手のかき始めを次第に頭上に伸ばしていき、腿までかききるようにすることによって長いストレート、アームプルを覚えることができる。次に腕を進行方向に対して内外(左右)または上下等に動かすことによってスウィープ動作(スカリング動作)を知ることができる(図1)。
背泳ぎのプルは図1のように2回のダウン、アップ動作を行うW字形と考えてよい。背面浮き

 

 

 

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