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(平成8年度事業)
(a)機器を必要とした背景等の説明資料(成分献血対応型移動採血車)
日本赤十字社では、国民の生命と健康を守るという重要な役割を担う血液事業を行っています。そして、全国で血液センター、献血ルーム及び移動採血車等していただいております。
平成6年度は、約662万人の献血者の協力があり、輸血用血液は全て国内献血で賄われました。約8割を輸入に依存していた血漿分画製剤においても、血友病の患者さんに不可欠な血液凝固因子製剤については、国内自給に必要とされる約60万Γの原料血漿の確保にも成功いたしました。
しかしながら、近年の医療技術の目覚ましい進歩に伴い、また、輸血による副作用の軽減のため、より安全な成分献血並びに400:献血による輸血用血液の供給が望まれていることから、血液事業の基盤である血液センターの拡充整備並びに献血ルーム等固定場所における献血受入れ体制の強化・推進に努めております。しかし、全献血者の6割以上が移動採血車を利用し、地域によってはその割合が9割を占めるところもあり、移動採血車による献血者の確保も大きな割合を占めております。
このような状況の中、今後とも安定した血液製剤の供給を維持していくためには、広い地域でより多くの方に献血に協力していただく必要があるため、成分献血並びに400:献血の両方とも受入れることができる成分献血対応型移動採血車の整備が不可欠となっております。
(c)機器利用の成果
日本赤十字社では、これまでも国民の医療福祉向上のため、輸血用血液を安定的に供給するなどの事業を強力に推進してきたことにより、国内で採血された献血由来の血液をもって国内需要に全て対応することが可能となりました。また、献血由来の血漿によって血友病患者用の血液凝固因子製剤を製造し、安定的な国内自給を達成するとともに、成分献血により採血された血小板、血漿を医療機関へ供給することが可能となりました。
整備された成分献血対応型移動採血車により、駅前などの街頭献血をはじめ、事業所においても成分献血の実施が可能となり、献血受け入れ体制が一層充実し、更なる医療福祉の向上に寄与いたしました。
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