現在ISOにおいて、艇長24m以下の小型船舶の船内に据えつけられたガソリンエンジンからのバックファイヤーフレームが周辺の環境に広がる事を防ぐ為に、その試験方法(最小限の要件)を規定する方向にある。そこで当試験は、その規格案である「ISO/CD13592 Small craft-Backfire flame control for petrol engines」における爆発試験方法の評価を目的として実施する。
2. 試験及び試験装置の概要
「ISO/CD13592 Small craft-Backfire flame control for petrol engines(小型船舶-ガソリンエンジンのバックファイヤーフレーム制御)」における6.3爆発試験項目に従って、本田技研工業株式会社浜松製作所にてバックファイヤーフレーム制御装置(以下テストスタンドと記す)を制作し、船舶騰製品研究所の耐圧防爆試験装置を利用して評価試験を実施した。